Tsuyoshi NAKATOMIナカトミツヨシ(bio)日々の暮らしの中で出会う光や音、風の揺らぎ。その一瞬の気配に静かに照応するように作品をつくっている。ドローイング、写真、印画紙に直接焼き付けるカメラを使わない写真、プログラムと対話しながらのプロッターによる描画、フィールドレコーディング音源の加工...多様な手法を用いながら、いずれも自然や音など身の回りに「すでに在るもの」との対話から作品を作る。偶然に現れる痕跡やノイズ、線と線のあいだに生まれる余白──そうした予測できないゆらぎに美しさを見出している。